東京都世田谷区の内科,アレルギー科,呼吸器内科,
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医療法人社団ウェルブレス会 三茶クリニック

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高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・高尿酸血症(痛風)

生活習慣病について

生活習慣病とは『高血圧症』『脂質異常症(高脂血症)』『糖尿病』『高尿酸血症(痛風)』など、生活習慣が発症原因に深く関係していると考えられている疾患の総称です。
これら生活習慣病が原因で起こるのが動脈硬化です。生活習慣病は無症状な事が多く、また病気が進むと様々な合併症を引き起こします。
特に脳や心臓などの重要臓器に大きなダメージをきたし、脳卒中(脳梗塞、脳出血など)や心筋梗塞を引き起こすなど重篤な病気のリスクが高まります。治療としては、生活習慣やライフスタイルを変える事から始めますが、食事の取り方、内容、運動の種類や量、たばこやお酒の量の調整、睡眠時間、ストレス管理に至るまで、幅広く考えていく事で効果的に進める事が出来ます。

当院では、個々の方に合った定期的な検査を行って、生活習慣の見直しやアドバイス(食事療法や栄養指導)をはじめ、お一人お一人の状況を考慮して診断や治療・管理を行います。
体調のすぐれない方はもちろんですが、健康診断・企業健診などで検査数値が異常があった方や、指導・治療が必要な方等もお気軽にご相談ください。

■高血圧症
血圧が高い状態が続く事で血管の壁に圧力が掛り、その結果血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。
高血圧症の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や、喫煙・飲酒過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なって引き起こされると考えられております。
健康な人のからだでは、血圧は様々な要因に対して適切に保たれるように調節されています。 日本で広く採用されている血圧の診断基準は、高血圧症の方は、最高血圧140mmHg以上であるか、または最低血圧が90mmHg以上であると言われています。
【高血圧症のタイプ】
高血圧にもいろいろなタイプがあります。タイプにより薬の種類や服用時間などが違うので、自分の血圧のパターンを知っておくことが大切です。
家で毎日血圧を測り、記録して、医師に伝えることは診断や治療の参考になります。測定時間は、起床時と就寝時の2回、毎日ほぼ同じ時間に測るのが理想です。
●白衣高血
病院や検診で測定すると高血圧で、家では正常血圧というタイプの高血圧。環境や心理的な影響を受け一時的に血圧を高くしてしまうと考えられています。日を変えたり繰り返し測定するなど、本当に血圧が高いのかどうかを見極め、安易に降圧剤を服用する事のないように気をつけます。
●早朝高血圧
家庭血圧や24時間血圧測定で、早朝に高血圧になるタイプ。
●夜間高血圧
家庭血圧や24時間血圧測定で、夜間に高血圧になるタイプ。
【さまざまな合併症】
高血圧症は自覚症状がほとんどなく静かに進行します。
高血圧症と診断されてそのまま放置しておくと、血管に常に通常以上の圧力がかかるため、血管壁が厚くなり弾力性が失われ、内壁にコレステロールが沈着して動脈硬化が進みます。
動脈硬化は高血圧症を加速し、その結果いっそう動脈硬化が進むという悪循環となります。
高血圧症の合併症は、症状が出現してから治療しても何らかの障害が残る場合が多いので、日頃から血圧の管理を行って、合併症を予防することが非常に大切です。
●合併症
心血管障害・・・心肥大・心不全・心筋梗塞・狭心症など
脳血管障害・・・脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血など
肝機能障害・・・腎硬化症・腎不全など
血管障害・・・・・大動脈瘤・閉塞性動脈硬化症など

■脂質異常症(高脂血症)
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多いために引き起こされる疾患です。
余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くし、その後動脈硬化を引き起こします。
脂質異常症は、自覚症状はありません。
しかし、高血圧症同様に重大な合併症を引き起こす大きな要因です。
無症状であるがために楽観視しがちな危険性もあります。
脂質異常症を放置しておくと、高血圧症と同じく動脈硬化症を引き起こして、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を引き起こす可能性が増加します。
それらの合併症が出現して、ようやく自覚症状として認識するようになります。
そのため、採血による検査により脂質異常症と診断されたときは、食生活の改善や日常生活における運動量の増加が必要になります。
また、そのような生活習慣の改善を図るとともに定期的な検査を実施して、薬物療法(お薬の内服)により脂質のコントロールをおこなうことが必要なケースもあります。
【脂質異常症の診断基準(空腹時採血)】
●高LDLコレステロール血症 140mg/dl以上
●低HDLコレステロール血症  40mg/dl未満
●高トリグリセライド血症        150mg/dl以上
コレステロールには悪玉(LDL)コレステロールと善玉(HDL)コレステロールとがあります。
もちろん悪玉(LDL)コレステロール自体も細胞を形成する必要不可欠な役割を担っていますが、多すぎる状態は動脈血管壁に蓄積されて、血管を狭くして硬化させていきます。
一方善玉(HDL)コレステロールは細胞内や血管内の不要な脂質を取り込んで肝臓に運んでいく働きがあるため、悪玉(LDL)コレステロールを減らす役割を果たしています。
それゆえ、善玉(HDL)コレステロールの値が低すぎることも脂質異常症となります。
中性脂肪(トリグリセライド)の増加は動脈硬化の直接的な要因ではありませんが、皮下脂肪・内臓脂肪を増加させて、善玉(HDL)コレステロールを減少させるため、悪玉(LDL)コレステロールの増加を招く傾向があります。
そのため、間接的に動脈硬化の原因となっています。
また、中性脂肪が増えて肥満になることは、インスリンの効果を低下し血糖値を下げることを難しくすることもあります。
このようなケースは糖尿病の危険因子となりますので注意が必要です。

■糖尿病
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。
血糖値が高いということは、体の細胞にエネルギーであるブドウ糖が十分に補給されず、血液の中に溢れる状態です。
その結果、全身の細胞の働きが悪くなります。
身体に及ぼす症状として、のどが渇く、尿が多い、傷が治りにくい、感染症にかかりやすい、疲れやすい、集中できないなどの症状が表れます。
また、重度の場合には昏睡状態(糖尿病性アシドージス)に陥り生命に危険が及ぶ事もあります。
【糖尿病の種類】
●先天性の1型糖尿病
自己免疫疾患やウイルスなどの原因によって、膵臓機能に支障をきたし発症します。
以前は小児糖尿病と呼ばれることもありました。
●後天性の2型糖尿病
加齢と遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの環境的要因が重なり発症します。
●遺伝子異常・他の疾病の要因から発症する糖尿病
遺伝子異常、肝臓・膵臓の疾患、他の感染症や免疫異常により糖尿病となることもあります。
●妊娠糖尿病
妊娠前には血糖値が正常であったが、妊娠中に血糖値が高い状態のまま下がらずに初めて糖尿病と診断される妊娠糖尿病があります。
妊娠糖尿病は、出産までに十分な管理をおこなっていかないと胎児に悪影響を及ぼす可能性が大きくなります。
【糖尿病の3大合併症】
糖尿病神経障害
糖尿病になり、早期に出現するのが、手足の痺れ・感覚麻痺などの末梢神経障害です。
ほかにも筋力低下・萎縮、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなどさまざまな自律神経障害を発症します。

糖尿病網膜症
視力低下、そして重症化すると失明するケースがあります。
白内障になる比率も増加します。

糖尿病腎症
腎臓は体内で不要となった老廃物を含む血液をろ過していきます。。
不要な血液は尿として排出し、タンパク質など必要な血液を戻していく重要な役割です。
腎症を起こすと、ろ過能力が低下して大切なタンパク質を体外に排出してしまい、浮腫(むくみ)や血圧が高くなってきます。
徐々に腎不全や尿毒症になり、悪化していきます。
慢性腎不全に至ると人工透析が必要な生活となりますが、近年患者数は急増しています。

【糖尿病の予防と治療】
糖尿病はさまざまな合併症を併発する可能性がある病気です。
そのための予防策・治療法として食事療法や運動療法による肥満防止があげられます。
バランスの良い栄養管理、朝・昼・夕における規則的な食生活、そして無理のない範囲での運動の継続が、後天的な糖尿病予防として効果的とされています。
初期段階の糖尿病には自覚症状がありません。
そのため、血液検査により血糖値、その他を調べることが必要です。
いくつかの判断基準により糖尿病と診断された場合は、放置せずに治療をおこなわねばなりません。
また、糖尿病と診断された場合は、たとえ血液検査で一度血糖値が下がることがあっても、定期的に検査を受けて血糖コントロールが出来ているか確認していくことが大切です。
糖尿病の治療において、食事療法や運動療法だけでは十分な効果が出来ない場合には、薬物療法(血糖降下剤の内服、インスリン注射など)も必要となります。

■高尿酸血症(痛風)
プリン体を多く含む食事を摂取しすぎる事で高尿酸血症(痛風)となります。
また、肥満は高尿酸血症の大きな危険因子となります。
内臓脂肪が蓄積されると遊離脂肪酸が多く分泌されて、肝臓からプリン体の代謝が過剰になり、老廃物である尿酸が多量に造られて血液中の尿酸値が上昇します。
【高尿酸血症の診断基準値】
尿酸値 7mg/dl以上
【高尿酸血症の症状】
高尿酸血症が進行していくと、尿酸の結晶が関節・足先や耳たぶ等に蓄積されます。
蓄積された箇所に炎症が起こり、激痛が引き起こされます。
これが痛風発作です。
この関節炎は『風が強くなったり穏やかになったりする』ように痛みが激しくなったり和らいだりを繰り返します。
また、腎臓に尿酸の結晶が蓄積されて結石ができると背中に痛みが生ます。
尿管や膀胱に移行するとその部分で炎症を起こしてやはり痛みを感じます。
【高尿酸血症の予防と治療】
プリン体の多い食事を極力避け、脂肪分の多い食事を控え、野菜の十分な摂取の必要があります。
水分の補給も大切です。
飲酒はお酒の種類を問わず、アルコール自体が尿酸値の上昇を引き起こしますので控えたほうが良いです。
食事療法のほかにウォーキングなど激しくない有酸素運動が効果的です。
このような生活改善だけでは尿酸値の低下がはかれない場合には、薬物療法(内服)により尿酸値を下げていきます。